保護犬の極み

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ドーベルマンの断耳

先日ショッピングモール内で、ドーベルマンの子犬のような犬を見かけました。

飼い主に抱き抱えられて大人しくしていたのですが、少し気になったことが。両耳に包帯のようなものがグルグルと巻き付けられていました。一瞬、ケガでもしたのかと思ったのですが、少し考えてから、断耳されているのだと気がつきました。

断耳というのは文字通り、耳を切ることです。元々は垂れ耳のドーベルマンですが、断耳をして短くピンと立った耳になるそうです。

では、なぜ耳を切るのでしょうか?

dognoie.com

ドーベルマンは主人を守るために戦うことが多かったので、できる限り弱点をなくす必要がありました。もともと垂れ耳でしっぽの長い犬種でしたが、噛まれたり、掴まれたりすることを防ぐためにも断耳・断尾が行われました。また、警察犬、軍用犬として働く上では聴覚が鋭いほうが良いので、その意味でも断耳が行われたとされています。

ドーベルマンが断耳・断尾をする理由は、より実用性を高めるためだったのです。

ちょっとかわいそうな気もしますが、たしかに垂れ耳は外耳炎になりやすいですし、いくつか実用性を高める理由はあるといえるでしょう。

皆さんは断耳に対してどう思いますか?

少し違うかもしれませんが…(?)、最近私は歯科で親知らずを抜くことを勧めらました。親知らずに対しての考え方もさまざまで、虫歯や変わった生え方をしているのであれば抜くべきだけど、それ以外なら抜かずに残しておいたほうがいい!という意見もあります。一方で、抜くことで虫歯や歯並びに対してよい結果をもたらすと考える場合もあります。

私の場合、1本は虫歯で、もう1本は横に生えているので、この2本に関しては抜くつもりでいますが、あと1本(私の親知らずは全部で3本しかない)をどうするか迷っています。

人間でも自分の歯について迷うのに、犬は生後まもなく、もっともらしい理由をつけられて、勝手に耳(だけでなく場合によっては尻尾も)を切られてしまうんだな〜と少し複雑な気持ちになりました。

↑ちなみに「ドーベルマン」で検索するとこんな感じ。断耳したドーベルマンがたくさん出てきます。断耳文化…いつか廃れるのかな。

個人的には犬や猫の見た目を人間の手によって変えるというのはやっぱり違和感があります。

 

 

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