保護犬の極み

保護犬の預かりボランティアをしています

飼わないという選択。

愛護団体から犬を迎えてトライアル…したものの、やっぱり飼えないと判断する人たち。いろんな理由があるけど一番多いのは鳴き声問題かな?

以前もブログに書いた、犬は鳴きますよという話。マジでなんで予想できなかったん!?とやっぱり不思議に思います。でも冷静に考えてみると私も子犬の鳴き声(夜鳴き)ってそんなに聞いたことなかったかも…!動画の整理をしながらふと「こんな声で一生懸命に鳴くなんて意外とみんな知らないんだろうな〜」と思ったのです。まだまだ私たちは犬について知らないことが多すぎるよね。

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夜鳴きも大変しれないけれど、個人的には甘噛みが始まって手足を噛まれるのが辛いです!子犬は力の加減を知らないので最初は力一杯噛みついてくる。毎日ずっと噛まれると手が傷だらけになってボロボロになります。悪気はないのはわかるけどちょっと心が折れそうになるんです。皆さんは犬の飼育について、どういうときに「大変!無理かも!」と感じますか。人間の子育てと一緒で、頭では大変とわかっているつもりでも、実際に経験すると「こんなに大変なの…!?」とつらく感じる瞬間はたくさんありそうです。

 

今はインターネットで情報収集したり、同じ悩みを持つ人とつながったり、いろんな手段があります。昔よりはペットを飼いやすくなったのではないでしょうか。それでも途中で投げ出す無責任な人間がいるのが悲しいです。

よく飼わないことも動物愛護というけれど私はまさにこのパターンです。お世話が大変というのもあるけれど日本と海外を行き来するライフスタイルでペットの飼育は難しいと思っています。飼育の途中で心が折れて手放すより、最初から飼わないという選択。

どんどん犬や猫を受け入れて譲渡につなげる愛護団体からすると、飼わないという選択肢を伝えるのは勇気のいることかもしれません。でも私は長期的に考えて「飼わないほうがいいんじゃない?」と伝えることが必要な場面もあると思います。私はそのようなことを言った経験はないのですが、中には「そもそもペットを飼うのはやめたほうがいいと思いますよ」と伝えたことがある預かりボランティアの方がいらっしゃいました。素晴らしいね。私も勇気を持ってはっきりと「飼わないという選択肢もあります」と言えたらいいなと思います。ペットを飼わなくても動物と触れ合う機会はたくさんあるので。そういうことも併せて伝えられたらいいですね。