保護犬の極み

保護犬の預かりボランティアをしています

毒餌の話

先日、我が家の家の近くで毒餌を食べた猫が亡くなったという話を聞きました。屋外に落ちていた鯖を食べて亡くなり、獣医師に死因は毒餌を食べたことであると指摘されたそうです。

こんな平和な田舎町で?と驚きましたが、調べてみると毒餌が撒かれるケースは全国いろんなところで起こっているようです。

この記事を書くのにニュースを調べようと思い、「猫 毒餌」と検索してびっくり。猫を駆除する方法がたくさん出てきます。野良猫の糞尿被害に悩んでいる方などが駆除を試みるようです。

毒餌を撒くことは決して許されることではありません。しかし野良猫がやって来て困っている方に対して、仕方ない、我慢しろとも思いません。では野良猫が家に寄り付かないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか。

宮城県石巻市のホームページが出てきたのでご紹介します。

www.city.ishinomaki.lg.jp

動物の愛護及び管理に関する法律により猫は愛玩動物とされており、所有者明示の義務がなく飼い主有無の判断が困難なため、行政で駆除は行っていません。野良猫による被害に遭わないために「猫にとって快適な場所」を作らないような対策を講じてください。 

野良猫対策の例

野良猫のエサになるものを放置しない

  • 家庭ごみや飼い猫のエサなどを外に放置しておくと、野良猫が集まる原因になります。

忌避剤を使用する

  • 効果には個体差があります。一回で効果があるものではありません。継続して行うことが大切です。猫が慣れると効かなくなる場合があるので様々な方法で試すことをお勧めします。
    においが強いものや、色がついてしまうものもあるので、予め近隣の方にも説明をしておきましょう。

化学薬品や農薬、毒餌は健康被害につながるため、使用しないでください。

 

つまり猫を駆除するのではなく、寄り付かないようにする対策をしようということですね。

我が家の庭にも猫はよく来るのですが、特に困るようなことはないので、忌避剤を使うなんて考えてもみませんでした。でも忌避剤で効果があれば、こんなにも多くの人間が野良猫を駆除しようだなんて思わない気もする…このあたりはまた勉強します。

私が今一番興味があるといっても過言ではないTNRの話ともつながってきますね!