保護犬の極み

保護犬の預かりボランティアをしています

「スプーンちゃんやな」

先日の譲渡会で感動の再会を果たした話はブログでもInstagramでも紹介しました。

 

www.instagram.com

 

スプちゃん(我が家での呼び名)の里親さん、本当に素晴らしくて、うまく言えないけれど里親さんのお手本?という感じ。トライアルが決定したときから信頼できる方だなと思っていました(すごく上から目線なコメントですみません)。

少し前に譲渡会がトラウマという内容の記事を書きました。心ない言葉をかけられたことを綴りましたが、実は他にもトラウマになった理由があります。スプーンとフォークがかなり怖がってじっと動かなかったため、ほとんどの来場者は人懐っこい子たちばかりと触れ合っていたのです。同じような黒い子犬が何匹かいて、みんなスプーンとフォークよりひと回り小さくてコロコロと遊んでいたので、来場者はみんなそちらに夢中でした。仕方のないことではありますが結構ショックを受けましたね…。

 

f:id:nachi_dog:20210506234141j:image

 

2日間の譲渡会でまったく声がかからず、里親募集サイトに掲載するしかないかと思っていたとき、最後の最後でスプーンにトライアルの申し込みがありました。2日間どちらの譲渡会にも参加してトライアルを決めたとのこと。正直信じられませんでした。でもとにかく嬉しかったです。

連絡先を交換したとき、今思えばすごく失礼(?)な質問ですが、「スプーンちゃんを選んだ理由があれば知りたいです…!」というようなメッセージを送ったのを覚えています。

里親さんは黒いメスの犬を探していたそうです。そこで目に止まったのがスプーン。特に理由はないけれど「スプーンちゃんやな」と思ったと。この言葉!これからもずっと忘れません。

好きに理由はないんだー!!!!!

直感で、スプちゃんに運命を感じてくださった。ありがたいことです。

 

f:id:nachi_dog:20210506234320j:image

 

その後のやり取りでも、スプーンが新しい環境に少しでも早く馴染めるように考えてくださっているのが伝わってきて、こんな素晴らしい出会いがあるんだ!とひたすら感動しっぱなし。そして再会の件もわざわざ里親さんから提案してくださったのです。優しすぎる!

ちなみにフォークことくろくんの里親さんもとても優しい方です。その話はまた今度♪