保護犬の極み

保護犬の預かりボランティアをしています

エキノコックスと保護活動

愛知県知多半島でのエキノコックス感染例について。最近話題になっていますね。

今までは北海道で流行しているイメージでしたが、本州でも感染例が増えてきており、特に愛知県知多半島の野犬の感染が相次いでいるそうです。

調べてみると死に至る可能性もある恐ろしい病気であることがわかります。有効な治療法がないため適切に予防していかなければなりません。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/338-echinococcus-intro.html

野犬を保護する立場の方たちにとっては「適切に予防」と言われても難しいような…。とりあえず保護した犬と接するのに細心の注意を払わなければなりませんよね。

www.yotsuba-ah.com

↑よつば動物病院のブログを読むと、犬は感染しても下痢程度で済んでしまうケースもあるみたいです。でも、犬から人間へ、目に見えないサイズの虫卵が寄生してしまったら、時間をかけてゆっくりと人体を蝕んでいく……やっぱり恐ろしいです!

何よりも、野犬=このような寄生虫を持っているというイメージがついてしまうことが保護活動に大きな影響を与えてしまうのではないかと心配しています。

団体間で野犬の引き渡しで都道府県をまたぐ犬もいるので、北海道や愛知県以外の団体も心配されているのではないでしょうか。というかもはや人々の生活に入り込んでいる可能性はじゅうぶんに考えられるのでできる範囲でしっかりと予防しなければなりませんね…!

引き続きエキノコックスの話題には注目しています。