保護犬の極み

保護犬の預かりボランティアをしています

私の中の偏見

初めて動物病院に行ったときのこと。

ピンとパンは小さめのキャリーケースに入って待合室でお利口に待っていました。

そこへ大きな雑種犬のリードを必死で引っ張りながら病院に入ってくる小さなおばあさんが登場。おばあさんによると犬は普段外に出ることがないため、病院というより外出自体に恐怖を感じていてここまで連れてくるのがかなり大変だったとのこと。

その犬は体をビクビクさせながら怖がっていて、待合室でおしっこを漏らしてしまいました。するとその場にいた女性がすぐにティッシュとゴミ箱を差し出す!病院にゴミ箱が置いてあることすら気がつかなかった私は、咄嗟に行動できるなんてかっこいいな〜と呑気に思っていました。

他の方もみんな犬のことを気にかけていて、おばあさんにいろいろと話しかけたり、なんとか犬の恐怖心を取り除こうと試みたり。優しい人たちばかり。おばあさんと犬はドタバタしながらも無事に診察を終えて帰っていきました。

 

この待合室にいた人たちは、猫の飼い主やテリアのような小型犬の飼い主、あとはビーグルの飼い主などなど。すごく失礼な言い方をすると雑種の犬とは無縁そうな感じ。(雑種犬も飼っている/いた可能性だってあるのにね…)

正直にいうと、みなさんがおばあさんをあんなにも気にかけるなんて思ってもみなかった。うまく言えないのですが、猫を飼っている人は猫以外に関心がなさそうだし、血統書つきの犬を飼っている人は雑種犬に興味なんてないだろうと思い込んでいたような気がします。偏見!

 

みなさんパンとピンがきゅんきゅん鳴いても温かい対応。本当に親切にしていただきました。

青い鳥動物愛護会の活動もよくご存知で、シェルターに猫砂を届けたいからと住所を聞いてくださった方までいらっしゃった!ありがたいことです。

心のどこかで保護犬、雑種犬のことを馬鹿にされるかもしれないと思っていた私ですが、自分が偏見の塊なだけであると気づきました。Instagramなどでたまに見かけるネガティブな事例に影響されていた部分もあるかもしれません。反省します。